筆記具
KAYOU+が琥珀に刻んだ、ブランド1年の軌跡──「AIMVISION Edition_001 KOHAKU」
2026.07.23
本物を求め、素材、構造、佇まいにまでこだわった文房具を生み出す「KAYOU+」。2025年7月のブランド誕生以来、機能性と美しさを兼ね備えたプロダクトで、文具ファンを魅了してきた。
そんなKAYOU+がブランド1周年を記念し、3000セット限定のコレクション「AIMVISION Edition_001 KOHAKU」を2027年7月25日(土)に発売する。
ブランドが歩んだ1年という時間を、「琥珀」というモチーフに重ねている。限定カラーの「AIMVISION PRO KOHAKU」をはじめ、本コレクションのために開発された4つのオリジナルアイテムを収め、KAYOU+のものづくりへの姿勢を1つの作品として表現。その世界観をじっくりと見ていこう。
1周年の節目を刻む、KAYOU+ 最初の「Edition」

漆黒の黒が、熱を帯びるように深い赤へ。そして光を受けて黄金色へと移ろう。今回のコレクションを目にした時、まず心を奪われるのが、美しいグラデーションだ。
コレクションのテーマであり、悠久の時を経て生まれる琥珀は、時間そのものを内包する象徴的な存在。ブランドの立ち上げから製品開発、ユーザーとの出会いまで、この1年で積み重ねてきた挑戦や思考を振り返るとともに、その先へ続く未来への想いを重ね合わせている。

「AIMVISION Edition_001 KOHAKU」は、KAYOU+というブランドの歴史を1つのコレクションとして記録していく「Edition」シリーズ、その原点となる最初の1冊だ。
限定色の「AIMVISION PRO KOHAKU」を中心に、このコレクションのためだけに新たに企画・開発された、専用ペンケース、定規レターオープナー、消しゴムケース、A5ノートの5アイテムを展開。手に取り、使い、仕舞い、眺める時間まで豊かにしたい。そんな想いが、1つひとつのプロダクトに息づいている。
「AIMVISION PRO KOHAKU」が纏う琥珀の美しさ

コレクションのメインを飾るのは、KAYOU+のフラッグシップモデル「AIMVISION PRO」をベースにした限定カラー。ブレの少ない安定してなめらかな筆記感はそのままに、ブランド1周年を象徴する特別な意匠を纏った。
ベースモデルを知る人ほど、その印象の違いに驚くだろう。
普段の「AIMVISION PRO」がマットで落ち着いた剛性感のある佇まいだとすれば、“KOHAKU” はそこへ色彩という感性を重ね合わせた。機能を磨き続けてきた「AIMVISION PRO」が、所有する喜びまで纏った1本へと昇華している。

「KOHAKU」では真鍮の地色を生かしながら、黒と琥珀色の2色の塗料を用いている。後軸の限られた長さの中で色の境界を感じさせず、自然な移ろいを表現するために、塗装の濃淡や吹き付けのバランスを何度も見直し、試作を実施。幾度もの積み重ねを経て、1本の軸の中で時間がゆっくりと流れるかのような、美しい色彩が生まれた。

琥珀のグラデーションは繊細な工程で仕上げるため、塗装の粒子や境界がわずかに違い、1本ごとに異なる表情が生まれる。最後にクリアコーティングを施すことで、色彩に艶が出るとともに、真鍮ならではの質感も引き立てる。シリアルナンバーが刻まれた3000本は、それぞれが世界に1本だけの存在。クリップ裏に刻まれた刻印は、開封して初めてナンバーが分かる。

ローレット加工を施した真鍮製グリップに縦穴を開け、ラバーをはめ込んだグリップ。安定した握り心地は健在だ。口金とグリップが一体になっているので、部品が緩みにくく、ブレを極限まで抑えることで、安定した筆記感を実現している。
“書く”を豊かにするための4つのプロダクト

「AIMVISION Edition_001 KOHAKU」の魅力は、「AIMVISION PRO KOHAKU」に留まらない。このコレクションのためだけに企画・開発された4つのプロダクトは、それぞれ異なる役割を担いながら、“書く”という時間を豊かにするという思想で結ばれている。
特別な1本を包む「専用ペンケース」

シャープペンシルをケースから取り出す。その何気ない動作にも、美しさは宿る。専用ペンケースは「AIMVISION PRO」のためだけに設計された牛革製のプロダクト。一般的なペンケースのように平らな革を縫い合わせるのではなく、ペンのフォルムに合わせて革を立体的に成形した後に革を貼り合わせている。

「AIMVISION PRO」を象徴するショートクリップから、カチリと小気味良い音とともに回転する硬度表示ダイヤル、そして天冠ローレットの黄金色が黒革に映える。無駄のないフォルムで、大切な筆記具を守りながら、書きたい時にすぐに取り出すことができる仕様だ。
書く、測る、開く「定規レターオープナー」

デスクに置かれた一本の定規を手に取る。しかしそれは、定規であると同時に、レターオープナーでもある。このユニークなプロダクトは、「書く」「測る」「開封する」というデスクワークの動作を1つにまとめるために開発された。

素材には亜鉛合金を採用し、約27gというやや重めの重量感で強度を兼備。レターオープナーとしての切れ味を備えながら、日常使いの安全性にも配慮したエッジ形状、円形の持ち手など、細部まで丁寧に作り込まれている。
操作する楽しさを宿す「消しゴムケース」

消しゴムも、ケースも、細部に至るまで、黒一色。一見するとシンプルな消しゴムケースだが、上部にはネジ式の小さな機構が設けられている。ネジを回して消しゴムを動かすことで繰り出し量を調整し、好みの位置で固定できる仕組みだ。

ネジ部分の意匠は「AIMVISION PRO」のノックパーツから着想を得たもの。細かな凹凸が縦に入ったローレットが「AIMVISION PRO」の精密さと操作する楽しみを実現している。
紙の呼吸を感じる「A5ノート」

書く道具があれば、当然、書きたくなる紙が欲しくなる。A5ノートも「KOHAKU」のためだけに開発されたオリジナルノートだ。「紙の呼吸が聞こえるような書き心地」をテーマに作られたノートは、紙とペンとの触れ合いを感じる、適度な筆記感が魅力。表紙を彩る深みのある琥珀色もまた、「AIMVISION PRO」と響き合う存在だ。

本文紙には、にじみや裏抜けが少なく、適度な手応えを感じられる国産の「ダンデレードCoC」を使用。5mm方眼と2.5mm補助線を組み合わせたレイアウトは、筆記だけでなく製図や図形、アイデアの書き込みでも重宝する。中央に配された「+」のガイドはページを四分割して使う際の目印になると同時に、ブランドを象徴するモチーフでもある。

糸かがり製本によってページはフラットに開き、思考を邪魔しない快適な筆記を支える。
ブランドの時間を綴るコレクションボックス

すべてのプロダクトを収めるボックスにも、このコレクションならではの思想が息づいている。洋書を思わせる端正な佇まいに、重厚感のある角金具を組み合わせた姿は、まるで書物のよう。

本をめくるように、KAYOU+の時間が綴られたボックスを開ければ、ブランドが積み重ねてきた1年の歩みと、このコレクションのためだけに生み出されたプロダクトが、美しく収められている。
書く時間が思考を育てる、時を刻むコレクション

周年を祝う限定コレクションは数多くある。しかし、「AIMVISION Edition_001 KOHAKU」が印象的なのは、1周年という節目そのものではなく、「時間」という目に見えない価値を、1つのコレクションとして形にしようとしたことだ。
文具は書くために存在している。所詮道具だ、という人も世の中にいるだろう。しかし優れた文具は、使い手の感覚に応えるように創造性を刺激し、頭の中のアイデアを外に連れ出し、書く時間そのものを豊かにしてくれる。
流動的な樹液が時間をかけて琥珀になっていくように、人の思考もまた、書くという行為の積み重ねで洗練されていく。「AIMVISION Edition_001 KOHAKU」は、文具とともに過ごす時間の価値を、改めて教えてくれるコレクションといえるだろう。

「AIMVISION Edition_001 KOHAKU」
発売日:2026年7月25日(土)
価格:22,000円(税込)
限定数:3000セット
セット内容:AIMVISION PRO KOHAKU(シリアルナンバー入り)、専用ペンケース、定規レターオープナー、消しゴムケース、A5ノート
販売:全国のKAYOU+取扱店舗(一部店舗)
問い合わせ
KAYOU+
https://kayouplus.com/
PHOTO/荒木優一郎











