趣味の文房具箱

メニュー メニュー閉じる

その他

コクヨと趣味の文具箱が待望の初コラボ!「本に寄り添う文鎮」をブロンズ×ピンクゴールドで嗜む

2026.06.12

2022年にテストマーケティングを開始し、2024年から一般販売を開始した「本に寄り添う文鎮」。鉄製・真鍮製シリーズ累計で13万本超を記録したコクヨのスマッシュヒットアイテムが、趣味の文具箱とコラボレーションし、重厚な「青銅製」仕様を完成させた。

コクヨ×趣味の文具箱
本に寄り添う文鎮
(青銅製、趣味の文具箱コラボ)

本作は真鍮製と同様、国産工場の職人の手仕事による砂型鋳造で一つひとつ丁寧に作られている。ブロンズカラーの落ち着いた輝きと、鋳物ならではの表面の微細な凹凸が紙面を優しく、かつ確実にホールド。机上に置いた際の存在感ある佇まいも魅力的で、一生モノの「学びの相棒」にふさわしい仕上がりだ。

お披露目として「趣味の文具祭2026」にて先行販売を開始。2026年7月15日より、「趣味文CLUB」およびコクヨ公式オンラインショップで一般販売が開始される。時を重ねるごとに深みを増していく青銅の鋳肌を味わいながら、思索に耽る——。そんな贅沢な時間を、この逸品とともに。

ピンクゴールドに輝くブロンズの機能美
上:真鍮製、下:青銅製(NEW)

銅と亜鉛を主成分とする「真鍮(ブラス)」に対し、今回のコラボモデルは銅と錫(すず)を主成分とする「青銅(ブロンズ)」を採用している。真鍮よりも重厚な素材感は数値にも表れており、標準の約210gに対し、本作は約215gというさらなる安定感を手に入れた。

特筆すべきは、赤みを帯びたピンクゴールドの輝き。砂型鋳造による微細な凹凸が光を反射させ、机上で落ち着きある輝きを湛える。

さまざまな本に対応する計算された美しい形状
約240W×23H×11Dmm・重量約215g・税込9,350円・2026年7月15日発売予定

開発にあたり、20〜30冊もの中高生の参考書や、大人の実用書の開いた状態を横から撮影し、その断面の平均値から導き出したという独自のカーブが特徴。学びのシーンはもちろん、資料を広げながらのPC作業やキッチンでレシピ本を開く際にも重宝する。

砂、火、金属と対話する至高のクラフトマンシップ

今回のコラボレーションにあたって、趣味の文具箱は「本に寄り添う文鎮」を制作している工場を訪問。職人の手仕事を間近で体験した。砂型鋳造で丁寧に作る様子を順を追って見ていこう。

砂型鋳造において、職人が最も神経を研ぎ澄ませるのが砂の水分量だ。水分が多すぎれば製品に気泡が生じ、少なすぎれば熔けた金属の勢いで型が崩れてしまう。砂の色や、握った際の感触を頼りに最適なコンディションを見極め、粘土を含んだ生砂を上下の木枠に詰めて固めていく。

鋳型を収める木枠の中には、専門の職人が手がけた文鎮の「木型」が並ぶ。ひとつの枠に配置できるのは、わずか6つのみ。この限られた生産数こそが、量産品にはない、砂型鋳造ならではの豊かな鋳肌を生み出している。

一つひとつ慎重に木型を外していく大事な工程。砂を崩さずに抜き去ることで生まれた空洞に、熔かした金属を流し込んでいく。

真鍮の熔解温度を上回る約1200度という凄まじい熱量で、ドロドロに熔かした青銅を砂型の空洞へと注ぎ込む「鋳込み」の作業。青銅は真鍮に比べて粘度が高く流れにくい特性を持つため、注ぎ込むスピードやタイミングの判断が極めて難しい。

職人は、湯(熔けた金属)の色の変化や流動性などの状態を正確に見極め、砂型の空洞に一気に流し込んでいく。その立ち昇る煙と熱気、そして職人の研ぎ澄まされた集中力が、美しい文鎮の骨格を形作る。

金属が固まった後、砂型を崩して中の鋳物を取り出す「バラシ」の工程。取り出された直後の製品は、砂に包まれている。複数の文鎮がランナー(湯道)で繋がっており、プラモデルのパーツのような姿が印象的だ。

連結部をグラインダーで切断後、ショットブラストや、やすりを用いて、不要な突起である「バリ」を取り除いていく様子。砂型鋳造特有の温かな質感はそのままに、手になじむ文鎮へと丁寧に仕上げていく。

「本に寄り添う文鎮」開発担当者の清水陽芳さん(左)と、真鍮製・青銅製の製造を担う鋳物職人の渡邉和幸さん(右)。取材当日も、青銅モデルの鋳肌の質感や微細なバリの有無について、綿密な仕上げの確認が続いていた。

製品・販売情報

コクヨ×趣味の文具箱「本に寄り添う文鎮」
(青銅製、趣味の文具箱コラボ)
サイズ:約240W×23H×11Dmm
重量:約215g
価格:税込9,350円
販売:2026年7月15日発売予定

コクヨと趣味の文具箱のコラボレーションによる青銅製「本に寄り添う文鎮」は、2026年7月11・12日の「趣味の文具祭」で先行発売する。ピンクゴールドの落ち着きある輝き逸品。気になる方はぜひ、趣味文ブースで手に取ってほしい。

イベント情報

「趣味の文具祭(しゅみのぶんぐまつり)〜 日本でいちばん深く、楽しい文具のお祭り 〜」

日時:2026年7月11日(土)〜7月12日(日)

場所:浅草橋ヒューリックホール&ヒューリックカンファレンス

主催:趣味の文具祭実行委員会(株式会社ヘリテージ)

イベント公式サイト:https://www.shumibunfes.com/

PHOTO/荒木優一郎(工場)/北郷 仁(製品) MOVIE/小嶋里緒(編集部)

記事を書いた人

趣味の文具箱 編集長

小池昌弘

「趣味の文具箱」編集長。1988年東京都生まれ。ライフスタイル誌を経て、2017年3月「趣味の文具箱」編集部に加入。2022年末から現職。仕事道具として扱う文具全般を愛す。仕事の相棒はファーバーカステル伯爵コレクションの「パーフェクトペンシル」。