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木軸ペン好きが遠方からも来店する「DEN stationery+furniture」|飛んで行きたい文具店
2026.01.11
旅先の文具店を訪ねることは、文具好きにとって最高の楽しみ。2025年6月にオープンした岩手の文具店は、木軸ペンと家具を専門的に扱う一風変わったお店。岩手という土地に新しく根を張る、お店のかたちとは。
木軸ペン好き必見
文具と家具が調和する、魅惑のセレクトショップ
DEN stationery+furniture
岩手・一関市
岩手県の最南端、一関に店を構える「DEN stationery+furniture」。扉を開けると、温もりのあるテーブルやソファが出迎え、奥へ進むと、この店の主役である木軸ペンが整然と並んでいる。建築業界出身の店長・池田 信さんが、独自の審美眼で選び抜いた文具はもちろん、家具や照明、さらにはショーケースに至るまで、空間にあるものすべてを購入できるのも大きな魅力だ。
店名の「DEN」は、建築用語で「書斎」を表す言葉でもある。ペンを中心に据えて、収納道具や家具など、逆算しながら空間をコーディネートすることもここなら実現できるだろう。「筆記具の素晴らしさを広め、それを扱う時間・空間をより良いものにしたい」。池田さんはそんな想いを胸に、地域の活性化にも繋がることを日々、願っている。
店長選りすぐりの木軸ペンがズラリと並ぶ様は圧巻

気になる木軸ペンがあれば各地の工房まで足を運ぶという池田さん。足しげく通って取り扱いに至った個人作家まで、店内には多様なブランドが並ぶ。写真は木軸ブームを牽引する「工房 楔」。
建築出身の店長による空間づくり

建築業界で経験を積み、店内設計から携わった店長のこだわりは随所に光る。例えば壁や天井にはロケットの外装にも使われる塗料を使用。熱を反射し、断熱効果が高いため、乾燥や温度差に弱い木軸ペンの管理に役立つ。
建築業界から文具店へ

建築業界出身の店長・池田 信さん。念願であった木軸ペンのお店を開くため、自らの経験を生かして、文具と家具という独自性のある構想に思い至った。
父親から受け継いだ木軸ペンがきっかけで木軸沼に

父から譲り受けた1本の木軸ペンをきっかけに、素材ごとに風合いが異なる木軸に興味を持ったという池田さん。コレクションを増やしつつ、いつか木軸ペンを大体的に扱う店を持ちたいという夢を温めていた。
こだわりの陳列方法

一本一本、異なる顔を見せる木軸ペンが、ブランドごとに並べられている。木軸ペンが展示されている台は、実は店内奥の内装に使われているのと同じ建材。建材の溝が木軸ペンを置くのにちょうど良いことに気付いた池田さんが、サイズを調整して陳列台として取り入れた。他業種を経験しているからこそ、個性的なお店のコンセプトや空間づくりに繋がっている。
地元・岩手や東北にちなんだアイテムを豊富に取り扱い

木軸ペンだけで無く紙製品やシャープペンシルなどさまざまなステーショナリーを用意。岩手で活動する手製本「すずめや」など、地元・岩手や近隣地域を拠点に活動する作家の品物や、文具以外の小物などもあり、見ていて楽しい。
木軸を際立たせる収納アイテムも充実

文具と家具の橋渡しをするように、机上で魅せる収納アイテムも充実。ガラスを使用した「ショーケース型ペン立て」は、宮城を拠点とする作家「Thoth(トート)」の手によるもの。愛する木軸を心ゆくまで愛でることができる。税込2,500円~。
文具コレクター必見!家に置きたい文具家具


木軸ペンと同様、店内は店長が選び抜いた家具が並ぶ。また置かれている家具は什器も含めて、すべて売り物。木軸ペンが並ぶカウンターやガラスのショーケース、収納力抜群のシェルフなど、文具と相性の良い家具も見逃せない。
DEN stationery+furniture

Shop Date
住所:岩手県一関市大町4-16
アクセス:東北新幹線「一ノ関」駅から徒歩約6分)
TEL:0191-78-2368
営業時間:平日 13:30~18:00/土日祝 10:00~18:00/定休日 木曜日
https://www.den-sf.jp
(PHOTO/鬼澤礼門)











