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2017.03.16

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小日向日記│文具好きの文具の持ち運び

小日向日記│文具好きの文具の持ち運び

文具好きは荷物が多いものです。もちろん、その荷物のほとんどは文具です。

文具好きでない人から見ると「こんなものまでなんで持ち歩くの?!」という内容物が大半を占めているようで。「この荷物をあなたに持てと言っているのではないのだから、見逃してよ!」と思うものですが、我にかえると確かに必要ないものもあるのかも知れないな…と思ったり。

しかし、だいたい以下のような考えのもと、自分なりに厳選しているのです。

◆筆記具→万年筆は字幅をいくつか用意しておきたい。違うインクを使いたくなる時もありそう。ボールペンは必須だし、シャープペンシルもあるといい。鉛筆が向くタイミングだってあるだろう。
◆紙→ノートやクリップボードに挟んだ紙。ジョッターに5×3カード。付箋もあると万全。
◆手帳→スケジュール用とメモ用。マイクロ5+バイブルサイズで参照したい情報もこの中に。
◆道具もの→ダブルクリップは紙類に混ぜて綴じておいたり、短いカッターも入れておいたり。マスキングテープもあれば何かと便利。

…ねっ、どれも必要でしょう。

ひとり民族大移動

こうした話を文具に関心のない知人にしたら一言、「…つか重くないわけ?」との冷たい返事。

そりゃ重たいさ。でも、もしかしたらやって来るかも知れない「しかるべきタイミング」に「そう、今に合うのはこれなんだ!」という文具を最低限はスタンバイさせておきたいのです。それらが手元になかった時の歯がゆさといったらもう、筆舌に尽くしがたい。

そして筆舌に尽くしがたく、言葉で言い表せられないとしても、筆記具と紙は目の前に置いておきたい──それも自分好みの筆記具と紙を。

その代償が重さだというのなら、喜んで持つ持つ。鞄が重ければ何かのエクササイズでもしていると考えればいいわけだし。人目につかない場所では、鞄を手に屈伸だってしますよ。という心境なのでした。

その文具無関心知人に、「じゃ例えば筆記具、この中からどれなら持ち歩いても良いと思えるか?」と自分の鞄の筆記具を並べつつ訊ねたら、こんな選別結果に。▽

d20170316-01_1

…貴様っ!?

左の3本だけ持ち歩くという、その言い分はこうでした。▽

◇筆記具は目的に応じて1本ずつあれば良いのでは。
◇万年筆は家で使うだけで十分とは思うが、ないと出先で生きていけないようだから、この中の小さく細いものにしてみた。
◇ボールペンは鉛筆と識別がつきやすい形でどうでしょう。

無理です。

ペリカンM400にアウロラ オプティマ、そしてトンボ鉛筆8900という組み合わせや、実際に使う時の軸の識別に着目した点などはなかなかの手練れ…と察するものの、これだけで外に出ればだなんて! ああびっくりした。

すごすごと筆記具を所定の位置に戻し、今日もひとり文具を鞄に詰めて移動するのでした。

その移動の最中、どこかで書きものをする時間に恵まれて、ふいに何かを思いつくかも知れないから。その瞬間のために、たとえそれらを使わない日があったとしても身につけておかずにはいられないのだなと実感します。

荷物をコンパクトに見せるために

どのみち文具で鞄が重くなるのなら、あとはいかに見た目を軽そうにするか工夫します。

◆鞄は薄手の素材でベルトや持ち手が太いものを選ぶ
 →ベルトや持ち手が細いと、加重がかかって素材が引っ張られ、重いとわかるため。持つ自分も疲れる。

◆すぐに出してすぐにしまえるよう、鞄の中の定位置を確保し、その場所を身体で記憶する
 →迅速な出し入れは荷物量の多さを感じさせないため。

という基本的なことから、

◆軽い荷物を持っているかのように涼しげな顔をする
◆まるでそれが快適だという様子で姿勢を良く、軽快に歩く

という(苦笑)なことまで。

時々人と一緒にいて「ちょっと荷物持っててあげようか?」という場面で、小日向鞄を持ってくれた人が「何これ重っ!」と言うのを聞くと、ああ成功しているのだなと思います。いや、重いことがわかってしまうわけですが…。

文具を入れる鞄は、吉田カバンのポーター タンカーが中心です。文具ポーチにも役立つ小さなショルダーバッグから旅行用の3wayブリーフケースまで、各種揃えて挑みます。ナイロンツイル+ポリエステル綿+ナイロンタフタの3層構造の素材は鞄自体が極めて軽く、丈夫な縫製で、内部に小分けポケットが多いため位置取りのしやすいのが良いところ。すっかりタンカーの虜となり、『趣味の文具箱 vol.30』の「旅は文具を連れて 星のや 竹富島」でもA4サイズのショルダーバッグを紹介しました。

文具荷物には紙袋も欠かせません。特にお気に入りの文具店の手提げ袋など、温存して繰り返し使いたくなるものですよね。こちらも袋自体が軽いため、中身の重さが気にならず、劣化したらすぐに新調できるのも良いところです。

日頃の行動を快適にするために持ち物を厳選しながらも、今ここにあって良かった…と思える文具の持ち運びを極めていきたいものです。その出先でまた新たな文具が荷物に加わる可能性があることも、忘れずに。

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小日向 京(こひなた きょう)

小日向 京(こひなた きょう)

「趣味の文具箱」ライター。日常生活における手書きと文具の有効活用を日々研究し続けている。著書「考える鉛筆」(アスペクト)。

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