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2017.03.07

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ブランドの歴史[ペリカン]~選びやすく性能が良い万年筆ファンの定番ブランド~

ブランドの歴史[ペリカン]~選びやすく性能が良い万年筆ファンの定番ブランド~

Pelikan

1832年、ドイツ・ハノーバーで化学者カール・ホーネマンが絵具工房を始め、最初の製品価格表が作られた1838年を創業年としている。1871年に経営を引き継いだギュンター・ワーグナーの家紋からペリカンマークを用い、インク「4001」が人気を集め、初の万年筆が1929年に誕生した。

1950年には現行のスーベレーンの原型となる「モデル400」を発表、のちに生産終了となったが、1982年に「M400」として復活しM300、M600、M800、M1000と広がるスーベレーンシリーズへ展開していく。

1993年のブルーオーシャン発売以降、限定・特別生産のペンを毎年発表。蒔絵・螺鈿・沈金の日本伝統工芸によるモデルも多数製作している。

インクから万年筆へ 現在のピストン吸入式の基礎を作る

絵具工房からスタートしたペリカンは、20世紀初頭にはインクのトップメーカーとして世界的に知られる存在になった。万年筆の発売は1929年から。当時としては画期的な精度を持つピストンノブを搭載しており、後発ながら万年筆ブランドとして一気に注目を集めた。ペリカンの歴史に見る黄金期は、1930年代と50年代。30年代は初代の100、改良型の100Nシリーズが多彩な軸バリエーションで展開した。第2次世界大戦後の復興期を経た50年代には、100Nを全面的に見直した400シリーズとその改良型が華開いた。

1832|ドイツ・ハノーバーの工房で、化学者カール・ホーネマンが絵具やカラーインクの生産を開始する。
1838|4月28日、最初の価格表が作成され、この日を創立記念日として記録する。
1871|ギュンター・ワーグナーがカール・ホーネマンから経営を引き継ぐ。
1878|ペリカン製品の品質を保証するため、ワーグナー家の家紋をモチーフにしたペリカンの母子像を商標登録。
1898|筆記用インクとコピー用インクに2001、3001、4001、そして後に5001と6001が追加される。4001が世界的にヒットする。
1927|ハンガリーの技術者テオドール・コヴァックが新しいシステムのディファレンシャル・ギアを用いたピストン式吸入機構を開発。インクのボタ落ちを防ぐために予備のタンクをインクフィーダーに付け加えた機構の特許をギュンター・ワーグナーの会社に売却する。
1929|ペリカン初の万年筆が誕生。
1931|ラインアップの拡大に伴い、最初の万年筆を「モデル100」と名付ける。
1950|数年にわたる開発期間を経てモデル400を発表。縞模様の万年筆がペリカンの象徴となる。
1952|モデル100の廉価モデルとしてモデル140を発売。
1955|万年筆とペアになるボールペンを発売。
1960|学童用万年筆、ペリカーノ発売。カートリッジ式の先鞭を取る。
1982|モデル400の復刻版であるスーベレーンM400(緑縞)を発売。
1986|トレドの復刻版、トレドM700発売。
1987|スーベレーンM800緑縞、発売。
1990|スーベレーンM600黒、発売。
1992|ニュークラシック発売。
1993|限定品スタート。ブルーオーシャンを発売する。
2003|3月17日、ペリカンホールディング株式会社の拠点がハノーバーの新オフィスビルに移転。ペリカンロゴとマークが現行のデザインに変更。
2010|宝石の名を付けたエーデルシュタインインクコレクションを発売開始する。
2011|1930年代の名品101Nの復刻版第1弾、M101Nトータスシェルブラウン発売開始。

この記事は「世界のペンブランド」(2016年4月10日発行)の内容を一部抜粋して構成されています。内容は発行当時のものであり、現在変更されている場合があります

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