ブランドの歴史[モンテグラッパ]~“書く宝石”と称賛されるイタリアブランド~
Montegrappa
1912年、イタリア北部ヴェネト州バッサーノ・デル・グラッパで創業。イタリアで初めて万年筆を製造したメーカーとして知られる。1920年代にはセルロイドを使う数少ない筆記具製作所となり、30年代には現在のモンテグラッパの象徴である八角軸のペンを製造。78年に社名をモンテグラッパとした。
鮮やかな色としっとりした手触りのセルロイド軸に定評があり、1930年代のモデルを復刻した「エキストラ1930」や八角軸の「エンブレマ」などでその感触を味わうことができる。
また創業当時からすべての万年筆作りにおいてこだわる点が、ペン芯にエボナイトを使うことで、インクが馴染みやすく快適な書き心地をもたらす。
イタリアで初めて万年筆を作る
モンテグラッパは、イタリア初の筆記具製作所として創立。現在に至るまで独創的で美しい筆記具を作り続けている。
1912|イタリアのバッサーノ・デル・グラッパに、筆記具製作所を設立。イタリアで初めて万年筆を製造したメーカーとして知られる。
1920~|当時としては、セルロイドを使用した数少ない筆記具製作所となる。
1927|工場の名称をエルモに変更する。
1930~|モンテグラッパの特徴である、八角軸のペンを初めて製造する。公爵の名を冠したドゥカーレを発売。
1947|工場の名称をエルモ-モンテグラッパに変更。
1978|モンテグラッパが社名となる。
1992|初の限定品 the 80th Anniversaryを限定1912本で発売。
2000|リシュモングループが経営を引き継ぐ。
2009|モンテグラッパがアキュラグループの傘下に戻る。
2015|ミヤシリーズの新色ミヤカーボン、$マークをあしらったキャッシュを発売。
2016|デジデリオ、エモッィオーネ、パッショーネ、エキストラ オットーの4つの色鮮やかな定番モデルが登場。
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この記事は「世界のペンブランド」(2016年4月10日発行)の内容を一部抜粋して構成されています。内容は発行当時のものであり、現在変更されている場合があります。
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