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2017.02.21

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小日向日記│思い立ったらシステム手帳

小日向日記│思い立ったらシステム手帳

先日アシュフォードのイベントでシステム手帳の話をしました。

その時に配布した紙の内容が上のものです。右側がオモテ面、左側がウラ面で、1枚のバイブルサイズリフィルにまとめました。

なぜバイブルサイズのリフィルにまとめたのかというと、その前回のイベントで話をした清水編集長がそうされていたため。システム手帳の話をするのだから、システム手帳のリフィルを配布物にするというのはうってつけですよね。もらったそばから綴じられる。あるいは、バイブルサイズを使ってみたくなる。

システム手帳を使うきっかけは、いたるところにあります。

システム手帳の使いどき

小日向は、はるか昔の高校生時代、授業の黒板記述をルーズリーフに書き込んでいました。「科目ごとに複数冊のノートを持ち運ばなくて楽!」と喜んでいたその頃にはすでに文具好き。マルマンのルーズリーフ無地には、シェーファー ノンナンセンス万年筆で書き込んでいました。

科目ごとの境目にはインデックスを挟み、授業中には用紙をリングから外して記入。先生の黒板文字を真似て書いてみたり、1回の授業がページの区切りのいいところで書き終わるように苦心してみたり、赤青鉛筆や蛍光ペンで強調線をつけて違いを模索してみたり。授業内容とは全然関係ない部分でよくがんばったものです。

ほどなくファイロファックスが日本の文具店に登場して、世はシステム手帳ブームに。当時日本橋の丸善に足繁く通うようになっていたのでシステムダイアリーには興味津々でいたものの、「バイブルサイズって何?」状態だったところ、そうか小さなルーズリーフと思って使えばいいんだと開眼。

色々なリフィルを試して、ページ構成を考え、まるで卵を抱きあたためる鳥のように、毎日システム手帳を身につけていたのでした。

システム手帳は思い立ったその時から、すぐに使い始められるのも良いところです。

まずはリフィル用紙ひとつ買うところから始めてもOK。バイブルサイズならA5サイズのクリアホルダーなどに仮置きしておいたり、他の帳面のポケットに混ぜ込んでおいたりしながら様子見をし、外側のバインダーや各種リフィルはあとから揃えていく…という方法も大いにアリです。

特にどのサイズにしようか決めかねている時には、A5・バイブル・ミニ6穴・マイクロ5(ミニ5穴)など、まずひと通りのサイズのリフィルのみで試してみると、自分の求める方向性が色々と見えてきます。

カスタマイズ自由自在ということは、後の追加や変更も自由自在ということ。唯一のタイミングは、使い手である自分がその気になった時でしょうか。

スケジュール手帳にもするようならば、既製品の予定表で日付が始まる頃が良いタイミングとも言えます。

小日向はノートやスケジュール手帳にしたり、繰り返し出し入れするカード類の収納場所にしたり、語学学習の自作テキストにしたりと、時代ごとに中身を変えてきました。

現在は、調べものノートをバイブルサイズに、メモとスケジュールをマイクロ5サイズに使うことが中心となっています。

道具入れとしても秀逸

システム手帳の多岐にわたるポケットリフィルやカスタマイズ性を応用すると、「道具入れ」としての使い方にも行き着きます。

そのなかでも便利にしているのが、ジップロック的なポーチとしての使い方です。

d20170221-01_1

リフィルは、アシュフォードのタブホルダー[0316]。たとえば写真のように、他国へ行った時に残った通貨を入れておきます。そして次回行く時には、保管バインダーから抜き取ってリフィルごと持参。現地では財布の中身を日本円を総とっかえします。

残った通貨を入れておく時には、まだその土地での記憶が新鮮なうちに、次回もまた行きたいお店のショップカードやToDoメモなども用意して、このリフィルへ一緒に入れておきます。

このタブホルダーにはファスナー部品がなく、ジップロックそのもののように開閉する作りになっているところも薄手な仕上がりで優秀です。

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こちらも両方アシュフォードのリフィルで、ファスナー部品で開閉するタイプです。右はビニールポーチ[0331]、左はファスナーホルダー[0313]。左右の違いは、マチがある(右)か、マチがない(左)かです。これらは小物全般に役立ち、マチの有無に応じて中身を使い分けます。

もちろんシステム手帳バインダーに綴じても良いわけですが、写真のような洗面道具を始め、個別包装のお茶のティーバッグや薬味(にも向く)、香木などを入れると、このまま鞄のポケットに収納するのが常です。行き先が滞在する宿なら、それらを所定の位置に置いて、出発時に撤収。単体ポーチとしても実に優れているのです。

中身が空いたらひとまず保管バインダーへ。どこかに紛失してしまうこともありません。

こうした道具入れとして使う話は、2016年8月に刊行された『システム手帳STYLE』のp84~87「システム手帳をギアファイルとして活用する」にも書きました。

自分の身の周りに浮遊する様々な情報や分散するアイテムを、ひとつの場所へ集約させるのにぴったりなものがシステム手帳です。

「ああ、使うなら今かな」と思ったら気軽に始めて、書きためた情報を仕分けながら随時読み返し参照すれば、必ずや明日への糧となることでしょう。

『システム手帳STYLE』には、システム手帳の基本からメーカー別のアイテム、使い方、リフィルカタログまで内容満載。システム手帳の無限の可能性を追究した1冊です。ぜひ御一読ください!

システム手帳STYLE

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小日向 京(こひなた きょう)

小日向 京(こひなた きょう)

「趣味の文具箱」ライター。日常生活における手書きと文具の有効活用を日々研究し続けている。著書「考える鉛筆」(アスペクト)。

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