ブランドの歴史[ラミー]~バウハウスの機能美を体現した洗練デザイン~
LAMY
1930年、カール・ジョセフ・ラミーによってドイツ・ハイデルベルクに設立。1966年に発表したラミー2000は、「西暦2000年になっても古さを感じさせないデザイン」をコンセプトに作られ、その年をはるかに超えた現在も洗練された外観は色褪せていない。
自社専属デザイナーにこだわらず、バウハウスの影響を受けた工業デザイナーを製品ごとに起用。クリップなど細部にも工夫を凝らしたデザインで、それまでの筆記具とは一線を画す機能美を表現した。
1980年には「ラミー サファリ」を発表。若年層をターゲットにしたカラフルな軸色のデザインと価格帯、書き心地の良さと持ち運びのしやすさで不動の人気となり、毎年発売になる限定カラーも好評を博している。
デザイナーとの競演の系譜
1930年にドイツのハイデルベルクに創業したラミーは、国境、ジャンルを超えて世界中の名だたるデザイナーを起用し、ラミーの技術陣とのコラボレーションを成し遂げている。
1930|ドイツの古都ハイデルベルクに創業。カール・ジョセフ・ラミーの家族経営の企業としてスタートする。
1948|社名をC.Josef Lamy GmbH.に変更する。
1966|筆記具の概念を覆した名品、ラミー2000を発表。
1974|ラミー CP1を発売。
1980|ラミー サファリを発売。
1996|ラミー2000の30周年記念モデル(グラナディラ)を発売。
2003|ダイアログシリーズの第1弾を発売。
2005|ラミー ステュディオを発売。
2006|ラミー2000の40周年記念モデル(セラミコン)を発売。
2008|アジア初の日本人デザイナー、深澤直人が手がけたラミー ノト発売。
2015|ラミー インポリウム登場。
2016|ラミー2000の50周年を迎える。
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この記事は趣味の文具箱特別編集のムック「世界のペンブランド」(2016年4月10日発行)の内容を一部抜粋して構成されています。「世界のペンブランド」は国内外50以上のペンブランドをABC順に紹介。各ブランドを代表する魅力的な万年筆、ボールペン、シャープペンシル、鉛筆などを幅広く紹介。ペン好き必携、保存版の1冊です!
※記事の内容は「世界のペンブランド」発行当時のものです。ブランドや商品の情報等は変更されている場合があります