菅未里の文具lab/「東京タラレバ娘」で見かけた筆記具たち
こんにちは。文具ソムリエールの菅 未里(かん・みさと)です。
文房具が好きな私ですが、実はテレビドラマや映画を見るのも好きです。特にそこに出てくる文房具も登場人物のキャラクターが出ていたり、シーンを彩っていることもあり注目しています。
そこで、この趣味文CLUBでは見かけた文房具に着目しレポートします。
初回は日本テレビで放送中のドラマ「東京タラレバ娘」(毎週水曜夜10:00~11:00)。原作は大人気コミックとあって話題になっていますね。30歳の独身・彼氏なしの女性三人が3年後に迫った東京オリンピックを前に恋愛に仕事に奮闘する恋愛コメディです。
ドキドキハラハラしながら恋の行方を見ていますが、文房具好きとしても見逃せないドラマなんです。
…というのも、主人公は駆け出しの脚本家。当然台本チェックが行われます。そうなれば当然、文房具が必要ですよね。ここに注目です。
主人公鎌田倫子演じる吉高由里子さんの部屋はもちろん原稿を書くためのパソコンが置いてあります。おしゃれなパソコンには放っておいたらライオンになってしまうのではないかという付箋がぴょろりぴょろりとついています。もちろん台本にも。(シーンごとに付箋が減っているので倫子はきちんと仕事が進んでいるようです)
パソコンの横のマグカップにはファッション誌の小物でもお馴染み、Pen68(スタビロ)と思われるカラフルなペンが華やかにささっています。仕事に打ち込む女性の部屋を文房具が支えています。
シーン変わってドラマ監督、ディレクターとの打ち合わせの際に脚本を修正するための赤ペンを持っていますが、倫子は三菱のスタイルフィット(と思われる)細身の一本、早坂哲郎演じる鈴木亮平さんの手にはやや太めの赤いボールペンが握られています。
ほっそりした倫子の手、大きな早坂さんの手、それぞれに似合う赤いペンが倫子の好みはゲルペンなのかな、など登場人物の好みを想像させます。
ドラマに登場する文房具、要チェックです!
菅 未里(かん みさと)
大学卒業後、文具好きが高じて雑貨店に就職しステーショナリー担当となる。現在は文具ソムリエールとしてメディアを通して文房具の紹介、執筆などの活動を行っている。初の著書「文具に恋して。」(洋泉社)が発売中。