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2017.01.06

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小日向日記│手書きで文字を記すこと

小日向日記│手書きで文字を記すこと

2016年12月、趣味文CLUBサイトがオープンしました。

私たちは常日頃、様々な情報を様々なところから得ています。なかでもインターネットサイトからの情報は鮮度の高いものが多分野において見つかり、また「井戸端会議で耳にするような」情報も得られるため、そこから取捨選択をして日々役立てているものです。

年4回刊行の『趣味の文具箱』に加えて、連日サイト更新されていく趣味文CLUBには「誌面に先駆けて知り得る情報」が次々に並んでいくことでしょう。

私たちのほうは、手帳やノート、ジョッターなど日頃用意しておいた道具を座右に置いて、「これは」と思った情報を書き留めていくのに絶好の機会です。また文具を使う場面が増えるわけで、わくわくしますね!

小日向はこれから文具や趣味文記事について、この場でたびたび書いてまいります。内容は、机の日記へ綴るような話となるでしょうから「小日向日記」と題し、今回は「手書きで文字を記すこと」について書きます。

小日向は趣味文の記事などで手書き文字を示すことがありますが、それはいわゆる「達筆な」「美文字」ではありません。

文字の形には人それぞれの志向や習性が反映されるものですから、その文字を目にした印象の抱きかたにも様々あってしかりと思います。

自分が手書きで文字を書く目的は、

◆筆記具と紙の感触を楽しむ

という体感がまず第一にあり、

◆その快感に身をゆだねて良い考えを導き出す

という効果を期待し、

◆急いでいる時には迅速に書けて
◆あとから判読がつきやすい

という筆跡を残すことにあります。

子どもの頃に「いいな」と感じた文字に「新聞の見出し文字」と「道路標識の文字」がありました。注意を喚起し、必要な情報を迅速に伝える──文字をまだ満足に読めない子どもにも、その目的によって作られた形であることがうかがい知れました。そしてそれを「よいこと」だと思い、自分もそんな文字を書くんだと決意しました。

結果、書くための道具を模索するうちに文具好きとなり、それぞれで文字を書く時のすべり具合や、摩擦感や、筆記音や、紙の凹凸に魅せられるようになりました。

つまり自分は、急いでいて判読のつく文字を書くようつとめながらも、書くことの快楽に溺れたいのです。

書くことの快楽に溺れることができるためになら、気持ちよく書ける文字の形にしてみたり、場合によっては新たな文字を作ったりすることもいとわないというくらいに。

たとえば「インク」と書くのなら、こんな1文字にしても良さそうです。▽

d20170106-01_1

これまでは3文字で書いていた「インク」という言葉を、1文字にまとめる意識で枠に収める。これだけでずいぶんな快楽となります。

これを漢字に分類するなら「にんべん」ということになるでしょうか…。

書くことの快楽に溺れる──これを趣味の文具箱ではvol.35で「筆欲」という単語に表しました。清水編集長による命名です。

そうか、これが文具を愛するということなのだと合点がいきました。今後、小日向も自己の旺盛な筆欲を満足させるべく、文字に向き合っていきたいと思う次第です。

2017年1月21日には、趣味文CLUBの交流会が用賀にて開催されます。その場で小日向は「書くを楽しむ筆欲アップ体験」というコーナーを行います。

こちらの交流会はすでに参加定員が満席御礼となりましたが、今後このような機会を多く持てるよう、「手書きで文字を記す快楽とその手だて」について提案していきたく思います。

筆欲を満たす文字を、日々書いてまいりましょう!

<著者プロフィール>
こひなた きょう
「趣味の文具箱」ライター。日常生活における手書きと文具の有効活用を日々研究し続けている。著書「考える鉛筆」(アスペクト)。

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小日向 京(こひなた きょう)

小日向 京(こひなた きょう)

「趣味の文具箱」ライター。日常生活における手書きと文具の有効活用を日々研究し続けている。著書「考える鉛筆」(アスペクト)。

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